

「心が折れそう」だと感じたことは、誰しも一度ぐらいはあるのではないでしょうか。
そんな時には“自分を弱いと責め、強い心にならなければ”と思いがちですが実は逆なんです。
心を「木」で例えると、竹はしっかりとまっすぐ伸びていて強そうに見えますが、風の強さによっては、一瞬で折れてしまう可能性も高いです。
それに対して柳は、どんなに強い風でもしなるだけで、なかなか折れません。
だから、竹のような強い心を鍛えるよりも柳のような柔軟な心を持つことが大切なんですよね。
それには、
「1つの事実への解釈は無限にある」
と知っておくことが大事なのです。
捉え方を柔軟にできたら、心が折れることなく、ずっと楽に生きられるでしょう。
心理学には、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、感じ方を変えるというリフレーミングという概念があります。
このリフレーミングを日常的に取り入れることで、“不満や不足”といった感じ方を、“満足や喜び”という感じ方に変えることができるのです。
具体的なリフレーミングのやり方をご紹介しますね。
過去のせいでという思いが消えずに苦しい時
例えば、「大学受験に失敗したから浪人時代の1年間無駄にした」と思っているなら、「失敗や1年間苦しい受験勉強をしたからこそ、失敗した人の気持ちが分かる人間になった」「社会に出てこの経験が生きるはず」と捉えると気持ちが前向きになります。
または、
現在停滞している案件について嘆いている時
例えば、「コロナ禍でずっと行きたかった旅行に行けなくて悲しい」と感じたら、「行った時に満喫できるよう下調べを入念に今からしておけば、行った時の喜びが倍になる」と考えたら、行けない時間も楽しくなりませんか?
このように、1度立ち止まり、事実に対して気持ちが楽になる、ポジティブになる捉え方を書き出してみると良いでしょう。
リフレーミングは、物事の事実を変えることはできなくでも、事実の捉え方を変える事で気持ちがポジティブに変わるという効果があります。
ぜひ、日常に取り入れてみてください。
カウンセラー 小本紀子
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