3つの円で考えよう
-Will Can Must のフレームワーク-

Will Can Must というフレームワークがあります。Willは「自分の将来像、理想の働き方、人生」 Canは「働いている上での強み」Mustは「社会、組織から求められることや役割」です。この3つを組み合わせることで、仕事の質をあげていく戦略を立てられます。

Will=自分の将来像、理想の働き方と人生

まず、Will「理想とする働き方」を明確にしましょう。5年後、10年後、どんな風に働いていたいのか。どんな価値観を大切にしていくのか。そのために、どのような仕事、分野に挑戦したいのか。自分の目標を設定すると、そこから逆算して、自分のあるべき現在地が見えてきます。

Can=今、働いている上での強み、弱み

これまでの成果やアウトプット、仕事を通して学んだこと、スキルを見直しましょう。これをキャリアの棚卸しと言います。自分の現実を客観的に見ることができると同時に、あなたならでは「強み」が見つかります。このとき「弱み」と思っていることにも目を向けてみましょう。別の見方をすると「弱み」と思ったことの中に「強み」が隠れているかもしれません。

Must=社会や組織から求められていることや役割

自分が求められている仕事をはっきり言葉にできますか。チームからの期待、組織から求められていることを理解し、そこから逆算して、自分の役割を考えてみましょう。上司やメンターなど周りの人に、あらためて自分の役割について聞いてみると、自分が今の仕事の意味づけにつながり、見え方が変わってきます。

WillとCanとMustを一覧でみた時、どう見えるのか

ここまでの情報を3つの円に書き込んでみましょう。これを一覧で見たとき、どんなバランスになっているでしょうか。「本当はこうなりたい」がより明確になるのではないでしょうか。「こうなりたい」が実現するためには、何が必要か、CanやMustがWillにどうつながるのか。考えてみましょう。

「こうなりたい」を実現するための計画を練る

今の仕事の延長でどうやったら「こうなりたい」を実現できるのか。具体的に考えてみましょう。「こうなりたい」を実現することによって、自分だけでなく、チームや組織にどんなメリットがあるのか。誰が協力してくれるのか。自分が仕事の中でスキルアップしなければならないことは何か。仕事以外で学ぶべきことは何か。などの方策をリストアップし、いつまでに実現するか、の計画を立てましょう。

マインドスケール値を確認して、無理をしないこと

ご自身のマインドスケール値を確認し、無理をしないことを心がけましょう。日々の変化は少しずつでも、1週間2週間と経つと大きな変化になっていることもあります。何かあればプライベートセッションで、カウンセラーにご相談ください。思わぬ気づきがあるかもしれません。

まとめ

今の仕事の質でいいのだろうか。そんな時にはWill Can Mustの視点で自分を見つめ直しながら、3つの円のバランスにも注意してください。Willだけが大きいと夢に対して今の仕事が釣り合っていないような状況でしょうし、Canだけが大きいと能力を出し惜しみしているような状態、Mustが大きすぎると期待がプレッシャーになります。ストレスのきっかけにもなり得ます。その中でWillに向かって納得できる働き方を手にしてください。

読んでいただき、ありがとうございました。